車大手企業、有期雇用契約を無期雇用契約に転換せず!

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車大手企業、有期雇用契約を無期雇用契約に転換せず!

コラム

2017/11/04 車大手企業、有期雇用契約を無期雇用契約に転換せず!

今日のネットニュースによると、トヨタ、ホンダなどの自動車の大手メーカーは、有期雇用労働者を5年間雇用させた後、無期雇用契約に転換させなければならないことになっている現在の労働契約法の盲点をつき、5年間雇用継続させる前に「空白期間6ケ月以上」を設けることで無期雇用になるのを回避する対策に出たとの報道があった。

つまり、6ケ月以上の契約のない期間(空白期間)を置けば、契約期間はリセットされ、0に戻る。例えば、1年契約で3年間雇用し、その後契約更新せず、6ケ月以上の期間を開け、その後契約すれば、そのときから期間がカウントされる。従って、5年間継続勤務ということは永久になくなる訳だ。

なぜ、企業は有期雇用契約者を無期雇用契約者にしたくないのか? もともと忙しいときに有期雇用従業員(期間従業員)を雇い、景気が悪くなれば、簡単に契約を解除できるという優位性を企業が活用しているからに他ならない。有期雇用契約者を無期雇用契約者にしてしまえば、景気が悪いからと言って簡単に解雇はできないからである。

契約期間が終われば雇止めされる非正規労働者を減らす目的で労働契約法が2013年に改正されたのであるが、政府の思惑とは逆の方向にいっているのはなんともやりきれない気がするのは私だけでしょうか?

さてここでクイズです。
外国人を派遣社員として雇用するには、どんな在留資格があるでしょうか?

(前回の回答)
在留資格は、「宗教」となります。

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