帰化許可申請における「帰化の動機書」はどう書いたらよいか?

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帰化許可申請における「帰化の動機書」はどう書いたらよいか?

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2021/11/24 帰化許可申請における「帰化の動機書」はどう書いたらよいか?

今日のテーマは、帰化許可申請です。その中に「帰化の動機書」というのがありますが、申請者自身が自筆で(パソコンは不可)自分の思いを記載しなければなりません。これが帰化したい人にとって結構負担になるようです。

法務省が発行している、「帰化許可申請のてびき」には、以下のことを書くように指定しています。

①日本に入国にするに至った経緯及び動機

②日本での生活についての感想

③日本に入国した後に行った社会貢献

④本国に対する思い

⑤帰化が許可された後に行うことを予定している社会貢献

⑥帰化が許可された後における日本での生活の予定

 

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以上の6つの点が含まれるように帰化の動機に書いていきます。

 

●日本に入国するまでの経緯

母国での生い立ちの状況、家族関係、生活状況、学歴や職歴などを記述し、日本に行くことになったきっかけや日本に対するイメージなども書いていきます。

 

●日本に入国後の生活状況と感想

留学生で入国したのであれば、どんな学問を学んだか、就職してどんな仕事をしているか、日本での生活習慣と母国との違いなどを書いていきます。結婚したのであれば、結婚生活の状況なども記載します。

 

●日本入国後の社会貢献

社会貢献といっても堅く考える必要はありません。会社に就職し、会社での仕事をすることで会社の業績に貢献したことや、日本人の配偶者であれば、夫や家族の世話やサポートをすることが社会貢献になります。また、会社を経営し、利益を出して納税すれば、立派な社会貢献になります。

 

●本国に対する思い

帰化するということは、母国の国籍を失い、日本国籍を取得することです。日本の国籍法では、二重国籍は認められておりません。従って、母国の国籍を失うことについて後悔しないことが前提になります。その辺の感情を整理して記載してください。

 

●帰化後の社会貢献

将来の目標や夢を語りましょう。今できていなくても、今後、こういう活動や生活をして日本社会に貢献していきます、と決意を書きます。

 

●帰化後の生活予定

上記の社会貢献と絡めて書いていきます。生活能力に問題なく、社会保険料や納税もしっかりしていること、帰化に対する強い思いを語り、最後に、「許可の程、よろしくお願いいたします。」で締めくくります。

 

以上の内容を自筆でボールペン等でA4で1~2枚程度にまとめ、記載します。

上記の内容は、申請書類提出後の面接でも聞かれますので、提出前にコピーを取っておきましょう。

 

いかがでしょうか? 帰化の動機書の場合は、日本語の読み書き能力が問われます。日本語能力試験N3程度は事前に取得しておきましょう。

 

なお、現在国籍法では、帰化申請の要件として20歳以上であることが必要ですが、最近の民法改正により成人年齢が18歳に引き下げられることに伴い、国籍法も改正される予定です。令和4年(2022年)4月1日より、申請書類提出時の年齢が18歳以上であれば、受付可能になる予定です。以上 参考としてください。

 

浜松など、静岡県西部地域において帰化を検討されている方、ぜひご相談ください!

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