平成29年難民認定者数は20人、人道的配慮で45人

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平成29年難民認定者数は20人、人道的配慮で45人

コラム

2018/03/26 平成29年難民認定者数は20人、人道的配慮で45人

法務省入局管理局より3月23日、平成29年における難民認定者数等についての発表がありました。
それによると、難民認定申請者数は、19,629人(前年比80%増)、不服申し立て数は、8,530人(前年比64%増)。いずれも過去最高となった。

 

申請者の国籍は、82ケ国にわたり、上位10ケ国だけで全体の約90%を占めています。
その内訳は、
1位:フィリピン  4,895人
2位:ベトナム   3,116人
3位:スリランカ  2,226人
4位:インドネシア 2,038人
5位:ネパール   1,451人
6位:トルコ    1,195人
7位:ミャンマー    962人
8位:カンボジア    772人
9位:インド      601人
10位:パキスタン  469人

上記の国は、「グローバルトレンズ2016」において、世界で避難を余儀なくされている上位5ケ国(シリア、コロンビア、アフガニスタン、イラク、南スーダン)ではなく、難民を生じさせるような事情のない国からの申請になっています。

申請者の在留状況は、正規在留者が18,716人(95%)、非正規在留者が913人(5%)となっています。
又、正規在留者の内訳は、
短期滞在からの申請:11,313人
技能実習からの申請:3,037人
留学からの申請:  2,036人
となっています。

難民認定手続きの結果、日本に在留を認められたのは、65人。
その内訳は、難民認定で、20人。人道的配慮を理由としたものが45人。
20人の内訳は、10ケ国にわたり、その主な国籍は、
エジプト 5人
シリア  5人
アルガニスタン2人

となっています。次回は、難民認定された事例について説明します。

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